はじめに
「大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした」を読んだ感想を綴ります。
心の処方せんのような、優しく包み込んでくれる。私にとって、なんだかホッとするそんな作品だった。
タイトルだけで、涙が出そうになる。きっと生きているなかで、大丈夫なふりしている人はたくさんいると思います。
もちろん私もその1人で、幼い頃から大丈夫なふりをしてきた。
明るく振る舞い、元気なイメージを与え、同情されないように心配かけないように強がって生きてきた。
「大丈夫」って言葉は、私自身好きな言葉です。お腹が痛いとき、緊張してるとき、寝付けないときは自分に優しく言い聞かす。すると、大丈夫な気がしてくる。
だけどこの作品に出会いツライときにも「大丈夫、私なら」と声をかけることは、それは少し自分にとって酷ではないのかと思わされた。
もしも、大丈夫なふりをして孤独を感じている人には手に取ってほしい作品の1つだ。
どんな人にオススメ?
- 今まで何度も大丈夫なふりをして生きてきた人
- 生きているのがしんどい人
- 人間関係に悩んでいる人
- 恋愛に悩んでいる人
- 働く気力がなくなってきてる人
目次ごとの感想
目次ごとの感想を綴っていく。
第1章 肩の力を抜いたら、できることが見えてきた
人生には3つのチャンスが訪れると著者を言う。
何かに行き詰まったら、こんな風に考えればいいとアドバイスをくれたり、諭してくれたりする。
第2章 どんな人でも すべてが嫌になる日はある
私は人生は不平等だと思っている。生まれた環境で変わる、そう思っている。
大差はあれど、恵まれた環境の人も嫌なことがある日は必ずあるのだ。
第2章は、ずっとガマンしてきた自分のことを好きになれるように、癒すように、そっと寄り添って自信を持つ方法を教えてくれる。
第3章 好きなだけなのに、どうしてこんなに苦しいんだろう
目次通り、恋愛についてだ。ほとんどの人は恋愛をしてきたと思う。
最初は天まで登るほどの想いに、毎日が楽しくなる。なのに、欲が高まれば途端に苦しくなる。
よく深ければ深いほど、沼にハマって出られなくなり、相手も自分も苦しくなる。
私はいい歳をして、本当の愛が何なのか今もわかっていない。
愛ある人間にはなりたい。
第3章は、愛とはこういうものだと説いてくれる。
第4章 天職に出合うために今できること
第4章は、仕事とは働くとは。安定することが最優先か、好きな仕事をするべきかを共に考えてくれるようなページだった。色々なバージョンで、仕事について働き方について学べた。
第5章 幸せな人間関係の築き方
第5章は、人生で最も難しい人間関係の築き方。
人間関係で疲労している人に向けて、アドバイスをくれる。
私は2つ目のアドバイスで、自然に涙が溢れてしまうほどに納得させられた。
そして、人間関係において付き合わなくていい人と付き合うべきの人の基準を教えてくれる。
当たり前だと思っていたことも、できてなかった自分に気づくこともできた
「大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした」まとめ
作品名 | 大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした |
---|---|
著者 | クルベウ |
出版社 | ダイヤモンド社 |
訳 | 藤田麗子 |
https://www.instagram.com/jell1ine1768/ |
「大丈夫じゃないのに大丈夫なふりをした」を読んで。
この作品で、すぐに変われるような魔法的な作用はないが、癒やされて、生きていく上での大切なアドバイスをくれる。
生きていれば大変なことはたくさんあるけど、自由に生きて大丈夫だよと言ってくれるような気持ちになる。
文字数はビッシリではなく、改行をされ読みやすく、重要点にはマーカーもついており読みやすかった。
“自由”に向かって進んでいきたいと思えた良本だったため、オススメする1つの作品。
コメント